WeChat公式アカウントは購読アカウントとサービスアカウントの2種類サービスが存在しています。
そのうちのサービスアカウントは、唯一デベロッパーモードを申請できるアカウントタイプです。
独自の非常に興味深い機能を作成できるためのAPIを取得できます。
この機能を使用すると、既存の顧客により便利な機能を提供するだけでなく、新規ユーザーを獲得する上でも重要な役割を果たすことができます。
この記事では、WeChat公式アカウントのデベロッパーモードで実現できるいくつかの機能と、ユーザー獲得の役割を果たす方法について詳しく説明します。
WeChat公式アカウントデベロッパーモード
WeChatの公式アカウントデベロッパーモードは、企業が自社サーバーでWeChatユーザーの情報とデータの一部を取得し、独自の機能を開発できるようになっています。
たとえばユーザーがあなたのWeChat公式アカウントにメッセージを送信すると、WeChatユーザーのメッセージをサーバーに転送します。サーバーがデータを受信したら、結果を出力する一連のプログラムを設計し、次にWeChatのサーバーからユーザーに計算結果を返されます。
それを仕組みを理解してしまえば、あなたのサーバーで創意工夫を加え、マーケティングやユーザーロイヤルティの観点から役に立つ機能を設計することが可能です。
天気予報や不動産見積もり、中古車最新情報、株価など様々なジャンルに対してデベロッパーモードだけですべて実現できています。
APIを使って多岐にわたる機能を作れる
開発を開始する前に、取得したAPIをから得れる情報を知る必要があります。
WeChatオフィシャルアカウントプラットフォームにログインして、次のようなAPIリストをチェックできます。
ここではすべてのAPIに関して説明はしません。
最も基本となるユーザーメッセージの受信できる情報を取り上げ、それを使用してどのような機能を実装できるかをご説明いたします。
WeChatと自社会員アカウントと連携
自社ECサイトに一度訪れて買い物をしたお客様に継続的にリピートしてもらえるには、メルマガ登録させるのが通常のやり方です。
しかし中国ユーザーにとってはメルマガ登録を促されることは逆に非常識だと扱われやすいと考えられます。
WeChat公式アカウントにフォローさせるのが王道です。
はじめて公式アカウントにフォローしたユーザーに、「アカウントを連携しますか?」というような通知を出すようにすれば、既存客を特定したWeChatユーザー、その人向けの案内はもちろん、どういうメルマガを出すのかなどグループ化などセグメントが可能となります。
デベロッパーモードを利用できないWeChat購読アカウントはユーザーをセグメントできないので、非特定多数の人に同じ内容を送信することになります。
それと比べたら効果絶大です。
また、提供サービスや商材の違いによってアカウント連携できてから異なるメリットをもたらします。
たとえば、マイルやポイントが溜まるような会員サービスであれば、
WeChat公式アカウントでワンクリックで調べることが可能という残高確認みたいな機能を実現できたりします。
ユーザーメッセージの受信APIだけで用途が無限大で、発想次第です。
価格.comのような検索機能
ユーザーメッセージの受信と送信APIを使用すれば価格.comのような機能の簡易版を作成できます。
これらのAPIを使用して顧客にキーワードを要求し、キーワードを会社のサーバーに送信し、そこで動作するプログラムを介して検索結果つまり価格一覧などの情報を出力できます。
それをWeChat公式アカウントを通じてお客様にほぼ瞬時に返信されます。
この一連の操作により、サービスWebサイトの重要な機能をWeChat公式アカウントに直接組み込み、注文を迅速かつ効果的に取り込むことを期待できるのではないでしょうか。
WeChatバイラルマーケティング
WeChatのバイラルマーケティングを聞いたことがありませんか?
以前の記事でもご紹介したように、ほかのSNSと違って、WeChatは自分から何かしらをシェアした場合、ほぼ100%友達の目に届く(モーメンツをチェックする場合)仕組みがあるので、ユーザーの興味をそそるコンテンツがウイルスのように拡散されがちです。
その性質を使ってあえて拡散されやすいバイラルコンテンツを作れます。
デベロッパーモードのAPIを使ったミニゲームやちょっとした笑えるアンケートを実施して大量にシェアしてもらえることで成功を収めた事例は少なくありませんでした。
最も使われる仕組みとしては、クーポンです。
欲しいなら、シェアしてねというやつです。
とあるラーメン屋を例えにします。
1,000円引きのクーポンをWeChat公式アカウントに通じて配信したとします。
1,000円引きということは、ラーメン無料で1食を食べられるという魅力的なキャンペーンなので、参加者は相次ぎ。ただ1,000円クーポンをもらえるには、10人にキャンペーンメッセージをシェアして応援してもらう条件がつけられました。
応援してもらうというのはシェアされたメッセージをクリックするとか、「私も1000円クーポンをもらいたい」といったような応援ボタンを押すとか、何らかの形で他の人を巻き込むことをいいます。
これは1人のお客さんが10人を紹介したように動いてくれたのと同等の効果となります。
シェアすればするほど1000円クーポンがほしい人が雪だるまのように増えていきます。
とあるこのラーメン屋さんは話題になるのも時間の問題でしょう。
というような都合のいい話は実質今の中国であっちこっち発生しています。
デベロッパーモードを活用できれば、そういった手法を使って自社商品やサービスの露出、売上アップの効率をさらに高めることをご理解いただけたのでしょうか?
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