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【WeChatミニプログラム】確実に伸ばす!中国越境ECに特化したマーケティング機能【実例3つ】

顧客単価が高騰し続けてきた昨今、流入ボリュームよりリテンションレート(継続率とも呼ばれてます)はますます多くの事業者に重要視されました。ECサイトの全体を評価する大事なファクターとなっています。
特に人口が多く、大手による独占が著しい中国市場においては、いかにわずか残された市場から集客し自社ECサイト/サービスをできるだけ継続利用してもらえるか重要な課題となっています。

今回は現在それを最も体現しているプラットフォームであるWeChatミニプログラムを例としてご紹介していきたいと思います。

購入意欲を高めるECサイトを作る

リテンションレート(継続率)はB2Bによく使われるコンバージョン率と似たような意味もありながら、いかに継続・循環していけるかがポイントです。
同じ流入ボリュームに対して、高い継続率のほうが売上がたつことは少し計算したら、すぐわかります。

逆に言うと、ECサイトの流入が多くても購入意欲につながらい・継続しない場合はサイト訪問数の1人あたりの価値が少なく成長しにくくなります。

「商品をECサイトに乗せて、流入さえあれば売れる」という旧態依然の概念を捨て「購入体験を強化して訪問者の購入意欲を高め、売れる仕組みを持つECサイトを作る」のが大事だというふうな概念を持ったほうがいいでしょう。

購入体験を重視したECサイトを作る

現在、中国でトレンドとなっているソーシャルコマースをはじめとした施策は消費者に新しいECを楽しむ方法を提供しています。
認知されているセールは、10%や20%OFFなど具体的な固定数字を出しています。

一方ソーシャルコマースの戦略によれば、消費者とソーシャルな関係を利用し、提供している割引率は本人の努力次第で割引率が増える(もちろん上限設定はある)と同時に、商品の拡散にも役割が果たせるよう仕掛けています。
ちょっと回りくどい・・・と思われるかもしれませんが、通常のセールと比べれば最終的に思った以上の割引率に達成する時の楽しみや達成感、意外性があふれる感情がわき「この値段で買えた」ことに満足しています。

その繰り返しでブランドに対するロイヤリティが向上して継続利用につながるという考え方が中国EC業界に活用されています。

ソーシャルコマースについてはこちらの記事を合わせてお読みください。

最適化されてるWeChatミニプログラム

WeChatミニプログラムで作成したECサイトはWeChatユーザーがすぐアクセスでき、離脱しにくく継続利用につながりやすい特徴などが優秀だと評価されています。
はじめての訪問者にクーポン券を付与したり、一律割引率や送料無料など特典がもらえる会員カードなどもあれば、ソーシャルコマースの応用やライブコマースまで対応できる多岐にわたる機能が装備されています。

代表的な機能をいくつかご紹介していきます。

初回訪問者にクーポン券を配布

はじめての訪問者はいきなり商品を購入する確率はほぼゼロに近いです。なので「入店クーポン」という機能は非常にその欠点を補える機能になっています。
商品対象や購入金額に合わせて異なる割引率を適応するなど、事業者の売上率に合わせて自由に設定することができます。

入店クーポン

ログインスタンプ機能

ログインスタンプ機能はログインボーナスのような仕組みで毎日ログインスタンプを押したユーザーに、成長値、ポイントや割引券、現金などがもらえる設定ができます。家電量販店のヤマダが実店舗集客の際にやってる施策と似ています。

さらに〇日連続でログインスタンプを集めたユーザーに対して追加ボーナスもプレゼントできる機能もついています。

ログインスタンプ機能

会員カード

WeChatミニプログラムには、会員カードの発行機能が存在します。
顧客全員、或いは今まである金額以上を消費した顧客向け発行できるように設定することもでき、会員向け価格の設定や貢献度による会員ランクなど、幅広く会員向け特典を用意することも特徴です。

会員カード

まだまだごく僅かな例しか紹介できてませんが、その他にも共同購入などで集客するとともに、売上も増加する機能もWeChatミニプログラムで行えます。
そういったマーケティング機能をつけることで、確実に訪問者の購入プロセスに良い影響をもたらし売上の向上につながってくれます。

突き刺さる商品力やブランディングも、もちろん大事でですが、売れる仕組みや仕掛けも同様に大切だとは思われたのではないでしょうか。

WeChatミニプログラムのCMSを利用する

越境ECに必要なパーツをそろえていち早くスタートしたい事業者には、WeChatミニプログラムの専用CMSの利用をおすすめします。
専用CMSの存在は知っている方は多くはないとは思います。

ページ内容の作成、商品管理、顧客管理などをWordpressやShopifyのような管理画面で行い、それをミニプログラムにリアルタイムで反映するツールを指しています。
専用CMSを利用することで、システム構築することなく、既存のテンプレートから外見を選んで商品を登録して即リリースできちゃいます。

WeChatミニプログラムを自社開発するよりCMSでほぼカバーできたソリューションは越境ECの道を最もスムースに歩むよう堅実な選択かもしれません。

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ABOUT ME
Jiang
中国上海出身で2018年に来日、現在福岡在住。 来日前8年間中国マーケティングの仕事に携わり、ウェブマーケティング専門でマーケターとして活躍しています。 中国集客・広告・EC出店をご提案しています。

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