中国マーケティングにおいて様々な集客方法が存在しています。
自社ユーザーと商品をもっともマッチングできるプラットフォームを探し出すのがマーケッターの永遠な課題の一つです。
本記事では、中国ソーシャルメディアの中で今マーケターに最も注目されているプラットフォーム「RedNote(小紅書・レッド)」について、名称の経緯から2026年の最新動向、日本企業の集客活用まで詳しく解説いたします。
RedNote(小紅書)とは?
RedNote(小紅書)は、2013年に中国・上海でサービスを開始したライフスタイル共有型のソーシャルメディアです。中国語名は「小紅書(シャオホンシュー / Xiaohongshu)」、日本では「レッド」「RED」の通称で知られ、2025年からは国際向けの正式名称として「rednote」が使われています。すべて同じサービスを指します。
写真・動画によるレビュー投稿とEC機能が融合しており、ユーザーの口コミ(「种草」と呼ばれる購買喚起文化)が購買の意思決定に直結するのが最大の特徴です。
「RedNote」という名前が定着した経緯
2025年1月、米国のTikTok規制騒動をきっかけに、行き場を失った米国ユーザー(いわゆる「TikTok難民」)が代替アプリとして小紅書へ大量に流入し、米国App Storeで一時ダウンロード1位になる現象が起きました。これを機に国際名「rednote」が正式化・定着し、英語をはじめ韓国語・スペイン語・フランス語など多言語コンテンツへの対応が一気に進みました。
日本の検索でも「RedNote」「レッドノート」という呼び方が急速に広がっており、中国国内ユーザーと海外ユーザーが共存する、他に類を見ないプラットフォームになりつつあります。
ユーザー規模と属性(2026年時点)
月間アクティブユーザー(MAU)は3億人を超え、直近では3.5億人規模との推計もあります(かつて本記事で紹介した2020年時点の「登録3億・MAU1億」から大きく成長しました)。ユーザーは女性が約8割、18〜34歳が中心で、北京・上海などの一線都市在住者が4割超を占める、購買力の高い層です。月間1.7億人が「買う前の情報収集」に小紅書を使っているとされ、いまや単なるSNSではなく購買の意思決定プラットフォームです。
レッド(小紅書)の提供サービス
レッド(小紅書)はツイッターやFacebookのようなSNSではなく、ライフスタイルに絞ったソーシャルメディアとして発展してきました。
かつてはインタフェースの類似から「中国のPinterest」とも呼ばれましたが、2026年現在は検索流量がプラットフォーム全体の約7割を占めるまでになり、「生活の検索エンジン」と表現するのが実態に近くなっています。中国の若年層は、Googleや百度の代わりに小紅書内で検索して商品や店舗を選んでいます。
レッド(小紅書)ユーザーはコスパがいいと思われた商品を購入・使用体験をシェアする場所として使われています。
自らレッド(小紅書)記事を作成し豪勢な生活ぶりを配信し、心が満たされ満足感を味わえている人もいれば、なかなか手に入らないレア商品の入手方法を公開するといったようなボランティア活動をしている人もいます。
このように「自然な口コミ」の集まりによって小さなコミュニティが形成されました。
レッド(小紅書)は何らかの商品にまわって多くの人が語り合い、そこから自然に購入に至る力を持っているプラットフォームですので、オーガニックな口コミの力で商品購入に高いコンバージョンが発生しているわけです。
海外商品にピッタリしたソーシャルメディア!?
かつて中国人観光客による日本での「爆買い」が話題になりましたが、その根底には「日本製への信頼」と「海外旅行の時しか買えない」という入手性の壁があり、個人バイヤーの活動が現象を後押ししていました。

レッド(小紅書)がサービスをリリースした2013年頃、EC機能は皆無でした。
当時、日本を含む海外の人気商品を国内では容易に買えなかったことから、多くのバイヤーがレッド(小紅書)で集客活動を始め、それが人気を押し上げました。EC機能がなかった時代から、レッドは中国の越境ECコミュニティの土台を長年つくってきたのです。
レッド(小紅書)は越境ECから生まれ、発展してきたプラットフォームであり、海外商品との抜群な相性でレッドユーザーは海外商品に対する「許容度」が比較的高いということがわかります。
レッド(小紅書)の運用方法
自社商品をレッドで認知拡大を少しでも実施してみたいと思いたくなりましたか?
その前に、レッド(小紅書)ユーザーはどういうふうに活用しているのか、それを加味してコンテンツ立案や運用方法を定めていく必要があります。
ユーザーがレッド(小紅書)を閲覧するきっかけ
主に以下の三種類に分けられます。
①今何が流行っているのかトレンドチェックしたい
②あるジャンルの商品を買いたいけど、どのブランドがいいのかわからない
③具体的に買いたい商品がはっきりしていて、詳細を知りたい
まさにレッド(小紅書)のスローガン「Life is short, just buy it」を表したものですね。
潜在や顕在の購買意欲の持つさまざまなユーザーはレッド(小紅書)で情報を参考して、買い物をしている状況です。
それに沿って上記のような3種類のユーザーが満足いくコンテンツを配信するのが最も合理的な運用方法です。
レッド(小紅書)運用注意点 — 外部リンク不可とEC機能の現状
レッド(小紅書)はWeiboやWeChatなどのソーシャルメディアと比べて一つ弱点が存在しています。
それは「外部リンクを貼ることができない」です。
広告行為を極力防ぐため、一般の投稿にはリンクおよびQRコードを貼ることができない仕様が現在も維持されています。
導線を引くことが難しいため、自社ECサイトやアリババ系モールサイトへ直接誘導することは比較的困難です。
一方で、プラットフォーム内のEC機能は年々強化されています。2026年には越境EC出店の条件が緩和され、保証金3,500米ドル〜・販売手数料5%(月1万元以下は免除)という水準まで日本企業の出店ハードルが下がりました。「外部に連れ出す」のではなく「小紅書の中で認知から購買まで完結させる」設計が、現在の主流の考え方です。
インバウンド集客にも強いRedNote
RedNote(小紅書)は越境ECだけでなく、訪日中国人観光客の集客にも直結するプラットフォームです。中国の若年層は旅行の計画時に小紅書で行き先・店舗・買い物リストを検索するのが当たり前になっており、日本の店舗・観光情報は検索需要の大きいジャンルです。
また、中国版TikTokのDouyin(抖音)では海外企業の公式アカウント開設ができないのに対し、RedNoteでは日本企業も公式アカウントを開設して直接情報発信ができます。訪日前のユーザーに店舗やブランドを「見つけてもらう」導線として、インバウンド対策の起点に据えやすいメディアです。訪日需要の取り込み方はRED(小紅書)を活用して訪日中国人を集客!インバウンド集客の基本戦略の記事でも解説しています。
レッド(小紅書)で自社商品の拡大してみませんか?
ECサイトがあればすぐ売れるような時代が去りつつある中で、商品に対する認知拡大、ブランディングは流入より重要な課題になってきています。
競合乱立である中国市場でどう道を切り開いていくのかそれを理解できるパートナーが要ります。
弊社はレッドでの認知拡大に対してプランニングや代行をしております。
料金体系や詳細なプランをご興味のある方は、こちらからお問い合わせください。
外部リンク不可という小紅書ならではの制約のなかで成果を出すには、プラットフォーム特性を踏まえた運用が欠かせません。小紅書での集客を本格化するなら、小紅書(レッド)運用代行もあわせてご検討ください。
よくある質問
RedNote(レッドノート)と小紅書(レッド)は同じサービスですか?
同じサービスです。中国語名が「小紅書(シャオホンシュー / Xiaohongshu)」、日本での通称が「レッド」「RED」、2025年から使われている国際向けの正式名称が「rednote」です。2025年1月の米国TikTok規制騒動で海外ユーザーが大量流入したことをきっかけに、RedNoteという呼び方が世界的に定着しました。
小紅書(レッド)はいつからサービスが始まったのですか?
小紅書は2013年にサービスを開始しており、比較的歴史のあるプラットフォームです。月間アクティブユーザーは3億人を超え、直近では3.5億人規模との推計もある、中国最大級の口コミSNSに成長しています。
小紅書(レッド)で自社ECサイトへ誘導することはできますか?
小紅書では一般の投稿に外部リンクやQRコードを貼ることができないため、自社ECサイトや外部モールへの直接誘導は困難です。これは広告行為を抑制してオーガニックな口コミを守るためのプラットフォーム仕様です。一方でプラットフォーム内のEC機能は強化が続いており、小紅書内で認知から購買まで完結させる設計が主流になっています。
小紅書(レッド)が海外商品のマーケティングに向いている理由は何ですか?
小紅書は越境ECコミュニティとして発展してきた歴史があり、ユーザーが海外商品に対する許容度が比較的高いという特性があります。日本製品などの海外商品への認知拡大において、他の中国SNSと比較して高い効果が期待できます。
小紅書(レッド)のユーザーはどのような目的でプラットフォームを利用していますか?
主に3パターンあります。①トレンドチェック(何が流行っているか確認)、②カテゴリから商品を選ぶ際のレビュー参照、③具体的な商品の入手方法や詳細情報の検索です。購買意欲の異なるユーザー層が混在しているため、各層に対応したコンテンツ設計が重要です。
小紅書(レッド)の運用代行にお困りではないですか?
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