中国向けWEBサイト/LP

[表示速度が1分→2秒]AWSからアリババクラウドへ移行してみたら驚きの結果が

中国マーケティングノートでは過去の記事で中国でWeb集客を行うには、第一歩として中国から正常にアクセスできる環境を用意する必要があり、中国現地のレンタルサーバー業者と契約して、中国にサイトを作成することが最善のとお伝えしております。

その場合、中国に現地法人を持つことが前提になり、またICP登録などの手続きが必要で、よくわからなかったり、中国の法律を知らない、資本金の準備ができないなど様々な理由で断念した方が多いと思います。
ただ、わざわざ中国でサーバーを借りないでも対処できる方法もございます。

本記事は中国現地サーバーを利用ぜずにアリババクラウドの利用及びサイト内の改善を行った場合のアクセス速度改善結果をお伝えします。

アリババクラウドを使ったスピードは?

まずはどれだけスピードに変化があったのか。テスト環境とツールをご紹介します。

日本にいてもアクセス速度がわかる中国サイト、chinazです。
http://tool.chinaz.com/

アリババクラウドに移行前

以下は中国から該当サーバーにアクセスの応答速度をPingした結果です。

ご覧のとおり、真っ赤です。。。。

真っ赤はタイムアウトという意味です。
アクセスしてもサーバーからまったく応答しない結果となりました。

中国各地からモニターリングした結果から見ると、IPアドレスから判別したサーバーの所在地は日本東京Amazonデータセンターです。
IPアドレスも問題ありません。
「超時」と赤文字で表示されていて、タイムアウトという意味です。

アリババクラウドを使わずAWSを使っている場合、たとえ中国語に翻訳したサイトでも、中国のネット検閲システム、グレート・ファイヤウォール(金盾)によってブレークされるのがほとんどということが分かりました。

アリババクラウドに移行後


赤で表示される地域はなくなりました。
ほとんど緑で占められたので、アクセスして応答している結果となりました。

中国の経済中心で最も人口が多い華東・華中地方は問題なくアクセスできるようになりました。

またIPアドレスから判別したサーバーの所在地は日本東京阿里雲と表示されたので、アリババクラウドの東京リージョンと正しく検出されましたね。


若干タイムアウトの地域があるものの、テストするたびに結果が分かってくるので、そんなに気にしなくても問題ありません。

スピードを最適化するために必要な作業

サーバーをアリババクラウドに移行しただけでは対応したとは言えません。

グレート・ファイヤウォール(金盾)によってGoogleのサービスを始め、Facebook&TwitterなどのSNSもブロックされているので、それらに関連するURLがサイト内に埋め込まれている場合はアクセスができたとしてもサイト内容が表示されるまで非常に時間がかかってしまいます。
GoogleアナリティクスやGoogleマップなどのGoogleのサービスに関連するタグやYoutubeの埋め込みタグ、SNSのタイムラインタグなどへの対応が必要になります。

上記タグを排除してもスピードが遅い場合は、更に他の外部Javascriptファイルを引用していないのか確認して、ファイルをサーバー上に移動させて読み込む必要がありますので、ご注意ください。

[6つポイント]中国のユーザーにとってあなたのウェブサイトは最適かがわかる。

現地スタッフからのテスト結果一覧

弊社の現地スタッフは中国武漢市、上海市に在籍しています。早速弊社ウェブサイト(maruweb.co.jp)へアクセスしてもらいました。
サーバーの移行、ブロックもしくはアクセスに時間のかかるサービスやソースコードを除く作業を行った結果、アクセス速度がグッとあがりました。

サーバー Amazon Web Service アリババクラウド アリババクラウド
ソースコード最適化 なし なし あり
アクセス ×
アクセススピード
(使用ブラウザー:Googleクローム)
1分間以上
※画面が表示されない
8-30秒 2秒

極端な例かもしれませんが、最大で1分以上から2秒まで改善されたのがわかります。仮に最大を1分するとその差は30倍以上となりました。
ソースコードを変えないだけでも8秒~30秒なので、2倍~8倍以上の差がでています。

まとめ

現地サーバーを使わず中国越境EC・中国へ向けたウェブサイトの展開を実現させるにはアリババクラウド他それに適したサーバーが必要だとご理解いただけたでしょうか?
アクセス速度はほんの少しの遅さをユーザーに感じ取られたら、すぐ離脱してしまうので重要な指標の一つです。
特に国を跨ぐ越境ECでは、ECサイトのコンバージョン率より優先で重視して対策すべきでしょう。

弊社ではアリババクラウドを使ったMagento2による中国越境ECソリューションを提供しています。

また、中国本土でもっとウェブサイトを見てもらいたいといった要望に応えるべく、サーバーの引っ越し・保守、サイト内の改善サービスも行っておりますので、ご興味のある方・ご相談はぜひ以下のお問い合わせボタンもしくはチャットからお問い合わせください。

中国ウェブマーケティング代行

ただいま毎月3社のみ初期費用を無料キャンペーンを実施中、中国ECの展開をサポートいたします。

詳しくを見る

よくある質問

AWSのサーバーでは中国からWebサイトにアクセスできないのですか?

AWSの東京リージョンなど中国外サーバーは、中国のグレート・ファイヤウォール(金盾)によってブロックされるケースがほとんどです。本記事のテスト結果では、AWS利用時は中国各地からのPingがすべてタイムアウトとなり、実質アクセス不可の状態でした。

アリババクラウドに移行するだけで表示速度は改善されますか?

サーバー移行だけでも大幅に改善しますが、それだけでは不十分です。GoogleアナリティクスやGoogleマップ、Youtubeの埋め込み、SNSタイムラインなどグレート・ファイヤウォールでブロックされる外部タグをサイト内から除去する作業も合わせて行う必要があります。本記事の実測では、サーバー移行のみで8〜30秒、さらにソースコード最適化を行うことで2秒まで短縮されました。

中国向けWebサイトの表示速度を改善するために必要な作業は何ですか?

主な対応は2点です。まずアリババクラウドなど中国からアクセス可能なサーバーへの移行、次にGoogleアナリティクス・Googleマップ・Youtube埋め込み・SNSタイムラインなどのブロック対象タグの除去またはサーバー内ファイルへの移行です。これらを組み合わせることで、本記事では最大60倍以上の速度改善(1分超→2秒)が実現されています。

中国に現地法人を持たなくても中国向けサイトを運営できますか?

可能です。中国現地サーバー(ICP登録が必要)を使わなくても、アリババクラウドの東京リージョンなど中国向けに最適化されたクラウドサービスとソースコード最適化を組み合わせることで、中国からアクセスできる環境を構築できます。ただし中国本土でのEC運営にはICP認証が別途必要です。

Jiang

中国上海出身で2018年に来日、現在福岡在住。 来日前8年間中国マーケティングの仕事に携わり、ウェブマーケティング専門でマーケターとして活躍しています。 中国集客・広告・EC出店をご提案しています。

This website uses cookies.