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中国時事

デジタル人民元が中国決済業界をリードする!?デジタル人民元が使える初の通販サイトとは

Alipay(アリペイ/支付宝)の普及によってQRコードが徐々に浸透されても、多くの店舗や消費者はまだそれを慣れておらず積極的に取り組むことに前向きではなく面倒だと感じていました。
しかし、テクノロジーが時代に大きな影響を与えていることは人々にとって予想外でした。

道端で物乞いをしているホームレスでさえ、QRコードを活用しているほどモバイル決済は急速に浸透し、中国人の生活習慣が完全に変わりました。
携帯電話のスキャン機能はほとんどのアプリに搭載され、携帯でスキャンして即決済できるといった体験を一回味わったら、元に戻れないほど便利です。

アリペイ&ウィチャットペイ

モバイル決済の絶大な支持がありそのシェアを拡大したAlipayとWeChatPayは成功を収めました。
現在AlipayとWeChatPayは中国国内の決済サービスにおいては絶対王者であり、市場全体の92.65%を占めています。

昨年の第1四半期の状況から判断すると、中国のモバイル決済市場の規模は48兆元(約756兆円)に迫っており、AlipayとWeChatPayは多くの恩恵を受けていると考えられます。
特に、アリペイの市場シェアは継続的に50%を超えており、QRコード決済の主流となっています。
しかし、「予言者」と国内のネットユーザーにそう呼ばれていたジャック・マーは「QRコードの支払いは現在進行形で人気がありますが、将来的には新しい支払い方法によって排除されると見込んでいる」と発言して話題になりました。

今になってその予言が実現する日が見えてきている段階と言えるでしょう。

2020年10月に深セン市は5万人市民ごとにデジタル人民元200元分を配布していました。
今後デジタル人民元のリリースに備えた実店舗の決済能力に対したベータテストでした。詳細はこちらの記事をご欄ください。

[デジタル人民元爆誕!]中国深セン市にて計1,000万元を配ったベータテストを実施

デジタル人民元と提携した初通販サイトが確定

2020年12月11日には計2000万元のデジタル人民元が10万人の蘇州市民に配布されました。
今回は中国オンライン通販サイトのNo.2であるJDモール(京東モール)で商品をデジタル人民元で購入できることが一時話題となりました。

京東モールの公式発表によると、デジタル人民元が発行された直後、蘇州の消費者はJDモールでデジタル人民元を使い注文が完了したそうです。

京東モールでの注文方法

ただし、最初に「デジタル人民元」のアプリを介してJDモール内のウォレットを「サブウォレット」として登録が必要です。デジタル人民元アプリ

消費者はJDモールで商品を購入する場合、決済インターフェースで「オンライン支払い」を選択することにより、デジタル人民元ウォレットを使用して支払うことができます。
京東決済画面

買った商品の配送先住所は蘇州相城区であれば、デジタル人民元による代金引換も対応できるそうです。
物流分野でデジタル人民元決済サービスを利用できるのも業界初です。

京東のデジタル人民元決済

このデジタル人民元の今後活動において、京東数科は、中国人民銀行およびデジタル人民元研究所とともにテスト実施で協力した最初のテクノロジー企業の1つとして、そのリスク制御、セキュリティ戦略、決済テクノロジーなどを含む決済系統を形成しました。

中国銀行をはじめ、六大の主要銀行と初めて協力し、デジタル人民元を導入したECコマースプラットフォームで消費者と一緒に参加する実験場を提供したテクノロジー企業になってきています。

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中国Webマーケティングノート編集担当
この記事を書いた人:ジャン ウェイドン
中国上海出身で2018年に来日、現在福岡在住。 来日前8年間中国マーケティングの仕事に携わり、ウェブマーケティング専門でマーケターとして活躍しています。 中国集客・広告・EC出店をご提案しています。