前回の記事でメール配信ツールについて、特徴と比較をしましたが、これらをMagentoで利用する場合にはどう活用すればよいでしょうか?
MailchimpとMagentoの連携
Mailchimpは、Magento専用の拡張機能(Mailchimp for Magento)を提供しており、購読者リストの同期、カート放棄メールの送信、マーケティングオートメーションを簡単に設定できます。
設定手順:
- Magentoの拡張機能マーケットプレイスから「Mailchimp for Magento」をインストール
- Mailchimp APIキーを取得し、Magentoの管理画面で設定
- 顧客データの同期を有効化
- 自動メールキャンペーンを設定
BenchmarkとMagentoの連携
BenchmarkにはMagentoとの公式プラグインはありませんが、Zapierを利用することで連携が可能です。
設定手順:
- Zapierアカウントを作成
- BenchmarkとMagentoをZapier経由で連携
- 顧客データの同期を設定
- メールキャンペーンを自動化
SendGridとMagentoの連携
SendGridは、SMTPまたはAPIを利用してMagentoのメール送信機能を強化できます。
設定手順:
- SendGridアカウントを作成し、APIキーを取得
- MagentoのSMTP設定を開き、SendGridのSMTP情報を入力
- Magentoのメール送信テストを実施
- トランザクションメールのデザインをカスタマイズ
Amazon SESとMagentoの連携
Amazon SESは、SMTPまたはAPIを使用してMagentoのメール送信を最適化できます。
設定手順:
- AWSアカウントを作成し、SESを有効化
- 認証済みのメールアドレスまたはドメインを設定
- SMTP情報またはAPIキーを取得
- MagentoのSMTP設定にSESの情報を入力
- テストメールを送信して動作確認
まとめ
- MailchimpとBenchmarkは、マーケティングメールに最適で、直感的なUIと自動化機能が特徴。
- SendGridとAmazon SESは、大量のトランザクションメール送信に適し、開発者向けのAPIが充実。
- Magentoでは、各サービスの特性に応じた適用が可能であり、特にMailchimpは公式プラグインがあるため、簡単に連携できる。
用途に応じて最適なサービスを選び、Magentoでのメールマーケティングを効果的に運用しましょう。
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